CEDECとU18の未来

CEDECに行ってきた!

日本ゲーム大賞U18部門でCESAの方々とご縁ができ、”CEDEC”というものをせっかく知れたので行ってみることに。チケットを見ると”高!”。流石技術者向けイベントだなぁなんて思いつつ、どの日が良いんだろうと決められなかったのでスクエニの土田さんに相談に乗って頂いた。

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結局、木曜日である中日に行くことになり(レギュラー買えないし、時間もなかったので)パシフィコ横浜へと足を運ぶ

 

UnityTシャツを狙え!

開催が水曜日からだったので無理だろうと思っていて、案の定配布が終了していたUnityTシャツ。再来年、学部1年になったときに狙いに行こう(Tokyo Game Showとかで売ってそう)。10:00すれすれという狙いも甘く、行動が遅かった。早速やることが無くなったので、SNSでおなじみのUnity休憩所(雲丹亭)へ。久々の畳の感触を味わいつつ、置いてあったゲームをプレイする(何の気兼ねもなく置いてあるゲームを遊べるのは子供の特権な気がする)。最初に遊んだゲームは東方を彷彿とさせる『シスターズロワイヤル』。弾幕初めてなのでEASYを選んでもなかなかうまくいかない。本当は出入りを繰り返し、別の時間に遊んだのだけれどまとめて紹介!『エクストラライヴァル』は2人プレイか、1人抜きで格闘ゲームだったので止めた。(1度もまともにやったことがない)。『ラ・ムラーナ2』はいかにもインディーという形で、世界観が気に入った。エフェクト派手だともっと楽しいかも。『KOKUHAKU』はなんかバグってね?とか他の人が言ってたり、自分も先に進めなかったので良くわからなかったが世界観とシステムはすごい面白そう『Little Nightmare』になんだか似ているなぁと思った。

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平成最後の夏だったらしい…。これで1昔前の人間になるのかぁ(考え方が古い)

1Dayプログラミングキャンプ in CEDEC!

2階に行くと、”1Dayプログラミングキャンプ in CEDECの見学はこちら”と謳っている看板があったので足を進めることに。小学生たちが必死に講師の先生の話を聞きながらプログラムを打っている。見ている画面は「Nintendo Switch」使っているソフトは『プチコン4 SMILE BASIC』というもの。後では記者の方と運営の方がU18の未来について語っていた。小耳に色々挟んだけれど、詳しくは書けない。その後、隣のAmazonブースに立ち寄る。立地の影響か人がなかなかいなくて、直ぐに向こうから声をかけてくれた。「Twitchって知ってる?」と言われ「知ってはいますが…」みたいな他愛もない会話をして、ミンティアなんかをもらいつつ出ていく。プログラミングキャンプの前を再び通ると、先ほどは取材を受けていたバンナムの斎藤さん

斎藤 直宏 | Facebook

に声をかけて頂き、「僕もやりたかったんですけど、何しろ対象が小学生ですからね~」なんて言ったら、「本当に?キャンセル出たんだけど、じゃあやってく?」と言われ「本当ですか?」なんて言いつつ内心ガッツポーズをしながら中へ。先ほど、ハードとソフトの紹介はしたので、周辺機器のご紹介。僕も大好きなメーカーのうちの1つHORIさんの「テーブルモード専用 ポータブルUSBハブスタンド for Nintendo Switch

 

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これにキーボードと電源をつなぎみんなでカタカタ打っているわけだが、Switchのテレビモードって、充電しながらだとちゃんとバッテリーを傷めないような設計になっているのかな。テレビモードは給電されながら遊ぶことを前提に作られているだろうけど、テーブルモードはどうなっているか疑問に思った。まぁ、任天堂の製品だからそんな心配なんてするに及ばないんだろうけど。

テキストは午前と午後の二冊構成。前半はプログラムの基礎を学び、後半は穴埋め形式のプログラムに挑戦。30分~1時間ほどしかいなく、午後の様子は分からなかったけれどBASICが初めてで、文法に苦戦させられた(スマホで構文調べちゃう悪い小学11年生になっていた)。

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プログラムが実行されるたびに「わぁ~」なんて歓声が上がり、かつての自分を思い出した。自分はプログラムは多少齧ったことはあるものの、「結局ゲームなんて作れないじゃん」という時期がUnityに出会うまで長かったのが本当に悔やまれる。でも小学生の歓声は小5の時にJavaで”Hello World"を出力させたときの気分と同じだった。あの頃はこれをもう少しやればゲームなんて作れるだろうという甘い考えだった。でも、今の小学生にはそれができるし、それが何よりも羨ましい。話が少し飛ぶが、僕はスマホを高1の秋から持ち、情報量が格段に増えた。僕が親に強く言わなかったので「勉強に支障が出るのなら」みたいな雰囲気だった。そうしてようやくまともにUnityで開発できるということを知った。それまでにもUnityは動かしてはいたけれど、躓いたところは分からなし、僕を今でも育ててくれている"Unityユーザー質問どころ・雑談所”は知らなかった。でも今は、apkファイルを1つ作れたし、基本情報技術者になり、CEDECに行った。明らかに”ゲームを作る”ということは人生を変えてくれるものだし、僕が”ゲームなんて作れない”と思った期間の反省としてブログを書いている。自分がゲームを作る時間がもう無くなってしまった代わりに、”ゲームは自分でも作れる”と過去の自分と、他の同じ悩みを持つ少しでも多くの子供たちのために。

さて、話を戻すのだけれど、午前のプログラム練習編ではひらがなで”ひきすう”なんて書いてあるのだが(最初読めないよね)、その意味を小学生が8時間で理解したら怖い。U18で会った小学生2人はプログラムをバリバリ書いてたけど何時間で取得したのだろう。2人ともプログラミングスクール的なものにいってたしなぁ。午後は穴埋め形式。そりゃ800行は無理だよなぁ。でも、これさえ入れれば動かせるし、何よりパラメータを変えることで何が起こるか見れるうえ、マップをいじれたりするのが最高にクール。開発、運営のスマイルブームの方々にお礼を言い、立ち去る。

 

休憩

お腹がすいたので、パシフィコ横浜を後にしてクイーンズスクウェアに。なんか小学生のような子供たちが演奏していたのだが、うまくね?いや、うまくね?日ごろJAGMOとか聞きに行ってるけど、すごいうまくね?(音楽素人の感想です)。最近小学生が強すぎて頑張らなきゃと本当に思います。ランドマークで飯を食おうと思ったのだけれどまぁ、行列。仕方なくマックに出向きテイクアウト。どうせセッションには入れないのでUnity休憩所でもぐもぐ。(鮭おにぎりは事前に美味しく頂きました)。

 

サイン会!

『ゲーム情報学概論』という本が今年のCEDEC AWARDS 2018 著述賞を受賞していて、15%OFFで販売されていた。「後ろでサイン会やってます!」と言われ振り返ると大好きな著者の三宅 陽一郎さんらが座っている。誘惑に負け買ってしまい、見事にサインをゲット。これを完全に読みこなせる日がいつになるのか楽しみ。

himiku.hatenablog.com

↑の記事で紹介した本も三宅さんの共著作ですね~。本当に高校生は必読!!

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PERACON2018!

余った時間でインタラクティブセッションとPERACONを回ることに。PERACON、多分出した高校生は僕だけじゃないかなぁなんて思ったり。どうせ周りはプロと、専門学校・工業高校の生徒なので目標は「半分を超える!」だったのですが、見事に先日発表された順位速報でその目標を達成することができました!だいぶ自身がついたのでこれからも元気にやっていこうと思います。

CEDEC AWARDS 2018

皆さんお待ちかね、エキスポパスでも入れるこのセッション。折角JAGMOが五重奏をやっていたので、SSSを選ぶノリでセンター中段へ。1つだけJAGMOで気になったのは、「摩天楼に抱かれて」もう少し長くならない?という感じ。(幻想水滸伝の時に山本Pにご報告させて頂きました)。それに飽きちゃうから勝利曲の方が良いような。順番に表彰されていき、最優秀賞が決められる。任天堂が2個取った件に関して「そりゃ一般投票にしたら、有名どころに行くよなぁ」なんて意見も垣間見られたけれど、そのために優秀賞のトロフィーをあれだけ用意してるんだと思う。Splatoonの野上さんが表彰されていてSplatoonのUTを着ていたから気づいてくれたみたい。何か話しかければよかったなぁなんて後悔。

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最後にもう一度斎藤さんにご挨拶をして、パシフィコ横浜を再び後にする。

最高の1日でした!

 

謝辞

CEDECというイベントを知らせてくださった全ての皆様ありがとうございました。特に、CESA人材育成部会の皆さん、土田さん、斎藤さん、徳留さん、SmileBoomの皆さん、そして去年、U18のシンポジウムでCEDECというものを1番最初に教えてくださった、CEDEC運営委員長 中村さん、南野さんに感謝申し上げます。本当にありがとうございました!