『音楽で巡るドット絵RPGの遺伝子』感想!!

ファミ通のコンサートということで、ファミ通ぽいところを色々探そうと思って聴きに行きました。チケットと学生証を提示したところ、「学生券のお客様はチケットを交換しています」と言われ、別のチケットを受けとったところ、A席8500円と書かれていて、「演出の関係で2階になります」と言われたときには7500円儲けた!という謎理論が頭に。演出って3階でなにやるの?っていう思いとオペラシティ特有の横はやだなぁなんて思ってたら前から2列目のセンター左。1000円でこれなら文句言いようがない。

 

いよいよコンサート。開演のご挨拶がまさかのドット。そして演奏者の方々が入場してくる。JAGMOはここで拍手があるんだけど、ここでは無し。コンマスと指揮者の方の入場時のみでした。始まりは幻想水滸伝。JAGMOのためにばっちり予習済み。音圧は最高。そのあと未プレイがひたすら続く。楽曲を知らないと他のところに目が行き、演出の証明がウザイ。曲の雰囲気は色なんて見せられなくても聞けば解るんだから、せめてゲーム画面を映すとかにしてくれと思った。

 

休憩中にアンケートを記入し、イベントの開始。ファミ通編集長やトークゲスト(名前が不正確だと叩かれるのであえて伏せておきます。)、サカモト教授などの豪華な面々が登場し、サカモト教授の伴奏でトーク開始。Tobby氏へのインタビューはとても色んな意味で印象的。

ニコンサート、トークライブを経て第二部は場が盛り上がった状態でUNDERTALEからスタート。『サ・ガ』シリーズも未プレイなんだけど、音圧がエグい。知ってたら絶対に面白い。お待ちかね『FF』。いつものオープニングテーマから。この曲を聞いてどのタイトル画面が頭に浮かぶかで世代わかるんじゃね?とか思い、自分はⅦとⅩⅡ。あれ、Ⅹもクリアはしてないけど春頃にやってたよなぁと思ったらⅩはいまや高校の教科書にも載っている(音楽選択にした友達に見せてもらった)『ザナルカンドにて』でしたね。『メインテーマ』という曲目ではパンフに載ってませんでしたが、ちゃんと演奏してくれました。

 

いよいよアンコール。なかなか指揮者が帰ってこない。でも、アシスタントコンマスさん、楽譜めくってたよね…みたいな感じで帰りを待つ。アンコール曲目はTwitterでも多少話題に。ドラクエが無いのおかしくね?とかなんだろうっと思って注目。ん?FFのオープニングをクリスタルっぽく?とか思ってると曲目がピアノソロの効果音と共に切り替わる。そのあとは『新・女神転生』のタイトルのドラムと転々とし、聞きなれた『幻想の世界へ』ああ、今日のメドレーかと思ったときには『Once Upon a time』もう終わっちゃうかと思ったならその旋律のなかに『幻想水滸伝』を発見。『FF』も入ってくる。この三作しかプレイしていないので、アレンジがかかるとこれで全部かどうかはわからない。原作ファンだったら怒るんじゃないかとおもいつつ『RPGの遺伝子』を冠するコンサートには最高のアンコール。

 

アンコール後に、帽子をかぶった男女二人組の登場。「一瞬、誰?」と思ってしまった。予想が正しければ、Twitterで何度も画像を拝見していたから、作曲家の2人だと思う。先のアンコールを受けて、ここでスタンディングオベーションすべきだったが、完全にタイミングを逃した。

 

ファミ通がオーケストラコンサートをやる意味はなんだろう。「PRESS START」という名前で以前もやられていたようだけど、あまりファミ通らしさは感じられなかった。主観的にも、客観的にも素晴らしい編曲、指揮、演奏なんだけれど、なんか足りない気がした。会場とステージの近さという意味ではゲームタクトの方がよく、リスナーの団結という点ではパロトネージュのあるJAGMOに劣る。折角のファミ通なんだから、山本さほさんや、クロスレビューをつけている方とかのトークも最初から最後まで入れちゃえばいいのに。とか、会場にアンケート挙手制のアンケート取っちゃえばいいのになんて思う。ファミ通だからもっとできるなんてなんか勝手に思ってしまう…1000円で買えなくなったときに行くのか行かないのか迷うなぁ。

 

余談…

Twitterでアンコールの際にディスクシステムの音やPSの起動音あったらしいですが17なので分からなかった…でもPS2でPS起動してても普通聞くよなぁ。耳が覚えてないのかも。