Unity独学のすゝめ~参考書の選び方~

”U高校生のための独学のすゝめ”が長いので、

"Unity独学のすゝめ+サブタイトル”という形で今後タイトルを決めていきます。

 

参考書に移る前に…

参考書の話をする前に少しだけ…

最近、新井紀子さん(東ロボ君の作者)の著書である『AI VS 教科書が読めない子供たち』という本を読了しました。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 

 その中で、

多くの中学生や高校生が教科書に何が書いてあるのか分からない。4択問題なら25%はでたらめに正解しますよね。その正答率にすら教科書に書いてある文章を読んで、その内容把握を問う問題の回答に達することができない。

このような文句が書かれていました。僕がこのブログを書こうと思ったきっかけに1人の友人の影響がありました。彼は

最初の1歩が踏み出せない。入門書を進められたけれども、読んでいるうちに途中で眠くなってしまい、途中で何が書いてあるか分からなくなってしまう。

と言っていました。私は入門書への橋渡し、入門書から中級書への橋渡しをしたいと思っていたのですが、こんな風に文章を書いているだけでは意味がないのではないか。と読了してから思うようになりました。もちろん、文章を読むのが得意な人はこのブログを読んだり、ネット上の情報を巧みに入手して僕よりもはるか上の所まで行くでしょう。しかし、もし本中にあるように多くの中高生が文章が読めないならばYouTube等に解説動画を早急にUPする必要があると思いました。

 

”Unityの入門動画なら、既にYouTube上にあるじゃないか”と思った方も少なくないと思います。しかし、私が実際に確認してみたところシリーズ物のような動画は1・2回はかなり高い再生数でしたが3回以降は極端に視聴率が減少。別の動画は音声ではなく、字幕でしたので文章を書く形になってしまいます。

 

また、

inter-high.unity3d.jp

 ↑のページでは参考書やページの説明をしてくださっているのですが、文章がメインなことに加え、ここでの技術を全てマスターしても予選会に行けるかすら怪しい(勿論入門のコーナーなのですが)

 

”入門~中級者向けのYouTube動画を作る”

まずはその下地としてこのブログを運用し、多分一年受験勉強年のブランクを経て大学1年からアップを始める形になりそうです。

 

独学用Unityおすすめ参考書ランキング!

ということでランキング形式で発表していきます。

ランキング内にあるものは全て入門書です。

 

同率1位

『Unityの教科書』&『Unity2017入門』

 

 

 

Unity2017入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作 (Entertainment&IDEA)

Unity2017入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作 (Entertainment&IDEA)

 

 ざっと説明すると、UnityはC#というプログラミング言語でプログラムを描くのですがそれらの説明がとても完結でわかりやすい。また、全面がカラーである上にデザインが見やすい。この2つの理由で非常におすすめできる参考書です。迷ったらどちらかを買っておけば絶対に問題ないです。(因みに僕は猫の旧バージョンで入門しました)。

 

2位

『ゲーム作りの始め方』 

 初心者にはやや、C#の知識が求められるので難しいです。他方でバンナムで現役のゲームクリエイターをやっている方が書いているので、企画書の作り方やレベルデザインの方法まで事細かに書いてあります。

 

3位

『Unityで神になる本』

Unityで神になる本。

Unityで神になる本。

 

僕が最初にUnityの入門書で買った本はこの本です。しかし、JavaScriptというプログラミング言語を使用しているので、C#に比べて情報量が少なく今後廃止される可能性すらあります。他方で、3Dモデリングの紹介(3DCGのデータをパソコン上で作る作業)や、プログラムを描く部分以外の紹介が充実しているので3位にしました。(プログラミング言語は違っても、コピペなどができないだけで考え方は一緒なので)

 

さて、ここからは入門書を一通り終え、技術に特化するための参考書です。

最初からこれらの本を読むことはお勧めしません。

 

UI

 『Unity UI デザインの教科書』

uGUIではじめるUnity UIデザインの教科書-Unity5対応

uGUIではじめるUnity UIデザインの教科書-Unity5対応

 

 UI(ボタンやスクロールビューなど)をマスターするには完璧な一冊です。しかし、読むのに非常にエネルギーがいります。この機能を実装したいから、これをコピペしようが使えません。途中から読むと、前の内容をふんだんに使う仕組みになっているため、詰まるからです。自分が直ぐに使いたいものよりも、前のページを読む必要があります。逆にこの一冊でほぼ完成できるのは良いのですがね。

 

2D

 『Unityではじめる2Dゲーム作り徹底ガイド』

 こちらも2Dに関してはこれでもかという位に知識が詰め込んであります。しかし、ほぼモノクロであり、必要な情報を探しにくいという欠点があります。

 

ネットワーク

『オンラインゲームの仕組み』

 あまり読めていないのですが、ネットワークにチャレンジしてみる位のノリで見てみてはどうでしょうか。Unityをオンラインで使おうとするとオプション料が発生する場合もあり、先ずはオフラインからが無難だと思います。

 

中級者のステップへ

 『Unityゲーム プログラミング・バイブル』

Unityゲーム プログラミング・バイブル

Unityゲーム プログラミング・バイブル

 

 "これが知りたかった”と僕に思わせてくれた一冊です。日本ゲーム大賞の〆切が4/30で、この本の発売日が5/1。この本がもう少し早く出ていればなぁなんて思いました。いざ蓋を開けてみると、ある程度自分では収取できていた知識もありましたが、抜けなどがあったので既にUnity中級者の方にも知識の補強として使えると思います。

 

猫orひよこ+プログラミング・バイブルでUnityの入門~中級は完璧になると思います。

僕もまだ中級にいます。

 

今日も見に来てくださった方、ありがとうございます。五月病は回復しましたか?

次回はインターネットという魔境でどのようにUnity関連の自分の知りたい情報を入手するかを解説していきます。